2014年09月18日 | フラジールに蕩れ。
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「浦島太郎」についての推察。

2014.09.18.Thu.21:13
日本人ならば、誰でも知っている昔話がある。


その一つが、「浦島太郎」



簡単に説明してみれば、
いじめからカメを助けた「太郎」(浦島は名前ではなく、『浦ノ島』という島にいたからとか海岸の名前だったとか諸説あるので太郎と呼ぼう)は竜宮城というところに連れていかれ、乙姫を始め丁重にもてなされる。
そして、故郷が恋しくなった太郎は帰ることに。帰り際に乙姫に玉手箱を持たされる。「絶対に開けるな」という忠告と共に。
太郎が故郷へ帰ると、なんと何十年という月日が経っていた。知る者は皆いなくなっており、悲観にくれた太郎は玉手箱を開ける。すると太郎は、おじいさんになってしまったのだった。


・・・とまぁ、おおざっぱにこんなかんじだろう。




ポピュラーな話故に、いろいろな推察が飛び交っている。

曰く、カメは宇宙船で違う星に連れていかれた。
つまり相対性理論で言うところの「ウラシマ効果」により、実質的に地球上ではタイムスリップした。

などなど。



太郎はなぜ海で呼吸ができたんだとか、なんで帰ってきたらそんなに時間が経っていたんだとか、玉手箱を開けたら老人になるわけないだろとか、
そういう野暮なことはファンタジーとしては問わないこととする。

しかし、わけのわからない(動機の不明瞭な)行動や言動は物語を作る上では御法度である。なんでもありでは世界観が崩壊する恐れがあるからだ。




そこで唯一、この物語で意味深なのは「老人になってしまう玉手箱を『開けるな』と言って渡した乙姫の言動」である。

お分かりの通り、矛盾している。


開けさせたくないのであれば渡さない。これが自然の理である。


しかし、事情があって渡さなければならなかった。でも、乙姫は太郎に年を取ってほしくはなかった。
・・・ということだろう。



玉手箱は<その人の願いをかなえる箱>で、悲観にくれた太郎に緩やかな死(老衰)をもたらしたとも考えられる。
乙姫がその心理状態になることを予測して忠告したと。



しかし、ここでは真っ当に「老いさせるという効果のみがある」として、それを前提に話を進めていこうと思う。
なぜなら、こういった単純明快な物語には少々そぐわないからだ。


普通に読んでいたら、玉手箱は願いをかなえる箱だったのかもしれないなどとは思わない。




ここで一度、前提を整理しよう。


1.乙姫は玉手箱を太郎に渡さなければならない事情があった。
2.しかし、乙姫自身はそれを望んでいなかった。
3.玉手箱は開けると人を老いさせる効果があった。



乙姫が純粋に恩人として、何の罪もない太郎を残酷にも老人にしてしまうのは抵抗があったというのは分かる。


しかし、ここで一つ解決していないところがある。




玉手箱を太郎に渡さなければならない事情、とは何か?



一つの考え方として、
帰る時代との整合性をもたすために、太郎をおじいさんにする必要があったと考えられる。

いわばそれは、神の絶対不変のルール。



ただの憶測だが、竜宮城は我々でさすところの天国のような所だったのかもしれない。

なにも天国は空の上にあるわけではない。
私たちの住む世界と隔たりのある世界だから、場所の観念は関係ないのだ。




海の底に、ヘブンズドアがあるなんてなんともロマンチックな話ではないか。

死んだ人の骨は海にまくのも、そう考えれば供養としていいかもしれない。



そもそも生物は海から出ずる。


だから、道理からいえば天国は確かに、海の底にあるべきなのかもしれないな・・・。






もう完全なる妄想にならざるを得ないので、推察は以上。


深く行間を読んでいくと、童話も面白いものです。

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