2013年01月31日 | フラジールに蕩れ。
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恐るべき多数決社会。

2013.01.31.Thu.20:17
こんばんは。

本日はゆ~っくりと療養していました。



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部屋で静かに読書をしていると、考えさせられる場面がありました。


登場人物の一人が、主人公に精神的な痛みを取り除かれて、恐怖心を忘れてしまうという話です。


普通の感覚神経の痛覚の話だったら、痛みは感じないけれど、肉体は傷つきます。

しかし、精神的な痛みとは、すなわち心の傷。


痛覚と傷がイコールなので、その痛覚がなくなってしまうということは、精神においては決して傷つくことが無い・・・

いわば、『精神面無敵のサイコパス』へとなります。



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学校は面倒くさいから行かない。
寝たければ寝る。
天気がいいから、授業中に席を立って山にピクニックに出かける。

そういう、周りにとっては“空気が読めない”人間になってしまいました。


精神的に傷つくことの無い、恐れを知らないということは、
すなわち、周りの評価も気にせず好き勝手に自由でいられるということ。


作中では、それは主人公たちに「問題だ」と捉えられ、元通りに“更生”させられていく展開になっていくのですが。



でも、私は

「なんでそれが問題だと思うんだろうなぁ。このケースはさすがに分かるけど、そうやって画一的に悪いことだと思ってしまうのも問題だなぁ」

という感想を抱きました。


むしろ、こうやって周りの気にせずに生きれたなら・・・なんて思う人も少なくないはずですよ。

恐れとか外聞を完全に気にしないで生きるのは、さすがにナンセンスだとは思いますが。



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雑踏の中で座り込んでいる人がいるとします。


その座り込んだ人は、足が疲れたから座りました。
すると歩いていた人が、座っていた人に気付かずに蹴り飛ばしてしまいました。


歩いていた人は言います。「なんでこんなとこで座り込んでいるんだ。邪魔だろう」

座っていた人は言います。「そんなの知らんわ。座りたかったから座ったんだ。お前は、歩きたかったから歩いていたんだろう?」


大多数の人は、歩いていた人の言い分が正しいと思ってしまう。

これが、今の「多数決社会」の現状です。


これ、どちらも悪くないんです。


どちらも勝手にしていて、結果ぶつかったのです。


歩いていた人も、わざと蹴ったのではなかった。

座っていた人も、わざと蹴られに行って当たり屋のようなことをしたわけでもない。


だから、ちゃんと筋を通して考えるなら、どちらも悪くない。
もしくは、どちらにも過失がある。

とりあえず、善悪的に見れば、五分五分のはず。
お互い「ごめんなさい」すれば済む程度のハナシ。



でも、一般的には「周りを見ろ、お前が悪い」と、雑踏のさなかで座りこむなんて非常識を働いたやつの方が「悪」だという烙印を押されます。


多数の人が自由勝手にやっていて、自分たちに良い方向へと風潮を生み出す。
それ自体は悪いことではありません、一人一人が幸せを求めるのはごく自然な事。

でも、時に今回の例のように多数派と少数派がぶつかることもあって、
その場合は、少人数の自由勝手は社会的には許されない。


なぜなら、多くの人が気持ちよく生きていく上で邪魔になるから。
多くの幸福を守るために、少数派のお前らには不幸になってもらうよ。


そういうのが、「社会の理不尽」さの一つだと思います。



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私も、かなり極端な「少数派」の一人。

社会の理不尽さというか、公に認められただけの偽善者どもに、少なくない怒りを覚えることもしばしば。


結局のところ・・・
後ろから煽られ急きたてられても、自分の速度(マイペース)を貫いて、生きていくしかないんだと思います。


それくらいの芯の強さと、頑固さ・意固地さと、負けん気が無ければ、

少数派は社会的に敗者としてでしかいられないから。





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最近は、色々とそういうことに疲れてきました。


社会人になってからは一層、煽りは激しさを増して。

自分を貫くのにも、さすがに精神的消耗が多く、うんざりする日々です。


学生時代は、まだまだそういうのは緩和されていた。
社会の真っただ中に出てみると、その少人数差別の強大さに唖然とするばかり。


「だんだん差別的な考え方も減ってきて、個人が重んじられる世の中になってきたのかな~」

と、現代社会に希望を寄せていたのだが、決してそんなことは無かった・・・。



違和感を抱きつつも、長いものに巻かれて勝手するのと、
勝手をするために弱弱しいジャブを繰り返し、はがゆさに苛まれながらそれでも自分らしく生きていくの

どちらがいいんだろうなァ。

後者だわなぁ。
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