2012年12月 | フラジールに蕩れ。

日本海に沈む夕陽を撮りたくて。 第一話

2012.12.01.Sat.21:53
猫ばんは。

12月です。さむいですね。


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寒い寒いと思っていたら、とうとう雪が降ってきてしまいましたよ。

初雪~♪(@V@ )


降っていたのは短時間でしたが、うっすらと積りました。



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そんな寒い夜に書きしたためる記事は、新潟への旅の序章です。

ようやくこの回まで漕ぎつけることができました。
昔は出来事が起きた当日に記事におこせたんですが、今となっては腰が重くなってしまいましたね。


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――さてさて、私と鈴の二人は、新潟へと一泊二日の旅に行ってきました。
その紀行を綴り始めようと思います。


車道にはほとんど車が走っていない夜明け前。
私は車で鈴の家まで迎えに行きました。

そして、新地駅にて始発の代行バスを待ちます。


とても寒かった。

とにかく寒かったのを覚えています。
夜明け前が一番寒いことを、野宿経験者の私は知っている。

上の写真を一枚撮るだけでも全身が凍えてしまいました。


時間通りに着いたバスに乗り込むと、暖房の効いた車内が私たちを迎え入れてくれました。
その温かさに、今まで寝ずにいた私たちはグッスリと眠りに落ちました。


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ここで写真が飛びました。

この駅構内の写真は、新潟駅のものです。


仙台でギリギリで(間に合わなかった)高速バスに乗れた話とか、
バスに3時間揺られて尻がいてぇ!

なーんて話は、しっかり飛ばします。


写真が飛んでるから仕方ない。
もう私は写真を貼らないと、話題の切り替えができなくなってしまっているのだ。(一種の衰退と言えよう)



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ま、なんだかんだ紆余曲折があったのです。

で、新潟駅に無事到着!


ここから、さらに日本海に近い一つ隣の駅「白山駅」まで移動しますん。


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白山駅に、あっと言う間着きました。
おとなりなのでスグです。


駅に飾ってあったクリスマスの飾りつけを、鈴が痛く気に入って撮影していた。

私も撮ってみたが、全然うまく撮れなかった。


鈴が撮った写真を見て見たら、私の写真よりもずっとうまく撮れていた

恐ろしいほど成長しているなぁ。(いや、恐れるよりも喜ぶべきか)



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駅から出ると、私が事前に調べておいた夕景の綺麗な場所を目指して歩くことにした。
『マリンピア日本海』という水族館の駐車場が良いらしいですね。

高速バスに乗っているときは降っていた雨も、もう止んでいた。
だが、依然として上空の雲は厚い。


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私は初めてお目にかかる新潟市の風景を撮りながら、雲が晴れるのを祈った。

ちなみに、鈴は新潟経験者らしい。



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ここの地元の学校の前、植木鉢にはパンジーっぽい花が咲いていた。

というか、パンジーですね。



ここにフラワー
記憶が正しければ小学校だったと思う。

パンジーは確か、春の花だったか。
くそ寒いのに頑張っています。



どこぞの女子高生の帰宅風景
中学生にしては大きいか…。女子高生かな?

それ以前に、女子中学生は丈の長いスカートをはいているが、女子高校生は短い。
そこで大抵見分けられる。(たぶん)



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旅先でその土地の雰囲気を知る方法の一つに、「学生を見る」ということがある。


学生自体は、いまどき結構どこでも同じような感じなのだが、通学路などは大抵良い被写体になる。


体はよくないが、
学生の後をつけて見ると、ヨソモノにとって面白い場所に連れて行ってもらえる可能性が高い。

これも、より良い旅の知恵である。



 続く。
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日本海に沈む夕陽を撮りたくて。 第二話

2012.12.02.Sun.17:43
猫ばんはー。


お休みもあっという間に終わってしまいますね。
年を経るごとに、すべてが均等に儚くなっていく。

そんな気がします。

取り敢えず、今は寒い。冬。


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さて、昨日から始まった新潟への旅。
つづきです。

神社を見つけました。


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天満宮ですね。


勉学の神様ですが、

しゃれ「雲が晴れて日本海に沈む夕陽が拝めますように。」

そう祈ってしまったのは、致し方ないと言えます。



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雨上がりなので、街は艶やかです。

ロウライトだけど、輝きのある質感。


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街角スナップ、嫌いじゃないです。


でも、デジカメでは何の味も出ないことが少し面白くありません。

日常的な風景を《そのまんま高画質で》撮っても、
それはさすがに面白くないんです。(個人的にね)


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記念写真や、取材や、事実をありのままに伝えたい場合はそれでいい。


・・・しかし、娯楽として楽しむには、
進化し過ぎたデジカメの解像度・画質は忠実になりすぎた。


私はそう感じます。



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だから、その薄味に物足りなくなったものはボケを求める。
味の濃い、アートフィルターが流行る。

これからは画像編集ソフトなどを使い、
個人の好みや意向で、元画像を化粧する時代になりつつあるのかもしれませんね。



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確かにそれならば、画質が良いに越したことは無い。
ソフトで画質を悪くするのは簡単だが、良くするのは無理だ。

そこから劣化覚悟の編集を視野に入れるのならば、なるほど道理である・・・。


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廃墟と青空を写そうとしたが、明暗度が異なりすぎていた。

青空がトンでしまうか、廃墟が黒くつぶれてしまう。


この場合は、明るい方のディティールが残るように、青空を残して廃墟が若干黒くつぶれるように撮る。

すると、あとから編集でシャドウを持ち上げるとどうにかなる。
ハイライトとシャドウでは、シャドウのほうが情報を多く保持していることが多いのだ。



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ここでさらっと言ったので、気づかれない方も多かったと予想されるが・・・。

そう。青空が厚い雲から覗き始めたのである。


しゃれ「これは希望の光なんじゃないですかー?」

鈴「ねー。ヽ(´▽`)/」



私たちは次第に流されていく厚雲と、規模を広げつつある青空に期待を寄せつつ、

歩みつづけたのでした。



 続く。
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日本海に沈む夕陽を撮りたくて。 第三話

2012.12.03.Mon.23:14
こんばんはー。


『あやかし百鬼夜行』がメンテ中にて、暇です。
一刻も早い復旧を願っております。



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目的地に行く途中、大きな神社を見つけました。
もちろん寄ります。


とても広大な境内です。

サッカーのコートが3つは作れそうな広さ!



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結構有名な神社くさいですね。

境内では撮影が行われています。
邪魔にならないように、参拝は後ですることにしました。


名前は、地図でパッと見たら字が「靖国神社」っぽかったので、鈴にもそうだと言いました。



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参道の脇には車がいっぱい・・・。

停められるところがないにしても、流石にこれは良くないんじゃないでしょうかねぇ。
元々駐車できるようにできていても、印象は決してよくありません。



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終わりかけの紅葉が参道を彩っていた。


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先ほど鈴が買った15本の「ぽっぽ焼き」という、新潟の名物を食べながら歩く。

どら焼きの外側みたいな食感である。新鮮だ。


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しかし、4本も食べると飽きた。
鈴も「いらない」宣言。

いやはや、困った。

困ったので、鈴のリュックにしまった。臭いものにフタ的な。



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参道をある程度進むと、廃墟マニアにはたまらない遺構があった。

フェンスに囲まれており、近くまでは行けなかった。
重要な文化財なのだろう。



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フェンスをかいくぐって撮影するのは大変でした。
魚眼レンズで撮影しようとすると、フェンスの端がフレームインしてしまいますね。

中途半端にしか取れなかったのが悔しいですが、良いものを見れたのでOK。6(@ω@ )


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Instagramで撮影すると、画角が足りなかった。

でも、雰囲気はよし。


撮影の間、鈴を待たせてしまいました。
お詫びに、周辺のベンチに鈴を休ませて、私は暖かい飲み物を買いに行きました。



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参道の入り口に販売機があった。

鈴用のココアと私用のコーヒーを買って、戻ろうとすると。


しゃれ「護国神社・・・だと・・・?」


間違えてました。靖国神社ではない。



その頃、鈴のツイート → 「やすくに!!」


ごめんなさい。違います。(汗)



護国神社の境内に赤い絨毯を敷いてあり、巫女さんが向かい合っているだけの風景
温かい飲み物で暖まり、しばらく休んでから境内に戻ると、


何かが始まろうとしていたッ!



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その光景は私に、「一体何が始まるんです?」の言葉をつぶやかせた。


人が集まってきた。

・・・というか、列になって歩いてきている。


私たちは邪魔になりそうなので、境内のそとに引っ込んだ。
様子をうかがう。



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どうやら神前式だったようだ。

ご結婚おめでとうございます。


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雅楽が流れ、参列者がぞろぞろと本殿の方へ歩いていく。

神前式なんて、生で見たのは初めてですね。少し興奮。


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巫女さんも見られて、眼福である。

少し幸せな気持ちになり、「護国神社」を後にしたのでした。



 続く。
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日本海に沈む夕陽を撮りたくて。 第四話

2012.12.04.Tue.21:07
猫ばんはー。


あやかし百鬼夜行、サービス再開しましたね!
緊急メンテの理由は不正アクセスだったようです。

被害者もたくさん出たようです。私は無事でした。

補償はされるようですが、勘弁してほしいですねホント (´へ`;



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さて、護国神社を後にした私たちは海へと
晴れの日に散歩したら気持ちよさそうな、良い感じの小道を進む。


すると・・・

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ついに日本海を見えました。


しゃれ「うみだー!日本海だー!!」

鈴「だー!」


しかし、暮れには早く、お腹もすいたので近くのお店へ。


ラーメンを食べながら、暖かい店内でぬくぬく休憩。

外はとても寒かった。
雨はチラホラ降るし、風はぴゅーぴゅーです。



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お店が閉店するようで、まだ暮れにも早いのに追い出されてしまいました。

仕方ないので、少し早いですが海に行きました。


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水平線の向こうに、かすむ佐渡島が。

こういう光景は同じ海でも、太平洋ではお目にかかれませんね。蜃気楼でもない限り。



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なぜか、カラスが多かったです。(普通、海にいるのってうみねことかカモメじゃない?)

しかも、なんか普通より青っぽい・・・?


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左。

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右。

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真ん中。

一旦、このでっぱりから夕陽を撮影することにしました。
海風が強い。寒い。


(天気は良くないし、夕日は望めなさそうだし、今日泊まるホテルに行ってしまおうか・・・)

弱気な思いが一瞬よぎりました。



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しかし、先ほど見た、上空のひとかけらの青空

その一縷の希望が、私を奮い立たせました。


しゃれ(いやいや、何を考えている。ここまで一体何のために来たんだ)

しゃれ(新潟まで尻を痛めてまで、何しに来た・・・ッ!)



しゃれ「日本海に沈む夕陽を撮りに来たんだろぉぉぉおおおお!!」




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その叫びは海が砕ける音にかき消されました。ざざーん。


・・・なんていう、アツい展開はありませんでしたが。

でも、近いことは思ってましたよ。はい。



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そんな思いをしながらも、私は粘る。


鈴には「寒かったら海風を防げるところに逃げていいぞ」と言っておきましたが、

私と同じく、負けずに粘っていました。



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さすがに、海のそばは寒すぎたので、場所移動。

ベンチがあって休めるところへ。


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日時計が近くにあった。


4時あたりを指しています。
iPhoneで見ると時刻は3時45分でした。

最近日暮れが早くなっているのを感じますが、まだ沈むのには早い時間ですね。



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太陽が徐々に落ちてきたのを感じる。


しゃれ「さぁ、こい・・・っ!」



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果たして私たちは、日本海に沈む夕陽を拝むことができるのかっ!!



次回につづく!

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日本海に沈む夕陽を撮りたくて。 第五話

2012.12.05.Wed.20:41
――時は満ちた。



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しゃれ「太陽ぉぉぉおおおおお!!!」


その時、太陽が雲から姿を現わしたのだった。



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ということで、こんばんは。

たまには、突然始めてみました。


近くなる太陽
眩しい日差しに、目をくらませながらも、

カメラの画面越しに、その偉大な姿に歓喜した。


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しゃれ「ご来光だ・・・願いは叶った」

鈴「綺麗だねぇー」


本当は『日本海に“沈む”夕陽』が念願だったんですけどね。
「もうこれで充分」って思ったんですよ。そのとき。



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ここからは、ご来光にテンションが上がりまくっている私をスリーカットでご覧下さい。


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しゃれ「ひゃっはああああ!!世界が輝いているぜぇええ」


日本海の夕日を前にはしゃぐ私に、後光が射す姿をご覧ください。
しゃれ「月の光を浴びて煌き瞬く星のように、

この星も!

今!

    輝いてるぜぇえええええ!!!




いまだかつてないテンション。

キャラがたやすく崩壊します(笑)



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しゃれ「俺は駆け降りるぞ、ジョジョーッ!」

坂を落ちる勢いで駆け降りる私。


鈴「き、気を付けてねー!」


ちなみに、鈴はこの時「あ、この人死ぬわ」って思ったらしい。

私は死なん!


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すばらしい日本海がそこに横たわっていた。


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このために・・・この瞬間のために、私はここにいる!!


そう実感した。



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鈴とも記念撮影をし終えると、
鈴が「寒い!帰ろう!」と逃げ出しました。

限界だったようです。



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私は最後に、名残惜しむように何枚か撮影をして、撤収準備をした。

風がますます強まってきた。


しゃれ「さ、ホテルにチェックインしに行こう。」


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帰り際振り返ると、日本海に沈む太陽がかすかに見えた。

願いは叶ったようだ。
悔いはない。


しゃれ「またくるぜ、日本海!」


その時の私の顔は、満面の笑顔だったに違いない。




日本海で記念撮影
ありがとう日本海。
ありがとう新潟。
ありがとう太陽。

もうすべてが報われました。

長時間バスに揺られ、尻を痛め、
天満宮に神頼みし、
小雨に降られ、
冷たい風に打たれ、

それでも、諦めずにいた甲斐がありました。


happy end.

...?




 もう少し続きます。
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