選択肢 | フラジールに蕩れ。
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鈴と行く、廃墟ポートレートの旅。 その10 (翁島ペンション・最終回)

2013.08.05.Mon.17:10
こんばんは。



熱はだいぶ下がり、ノドや頭は依然痛むものの、ブログくらいは更新できそうです。


というわけで、廃墟紀行・最終回です。




廃墟の階段にて

前回の絶対領域×翁島ペンションの階段の撮影の途中、私は思い切って一眼レフを封印することにしました。

ここからは改めて、RX100だけでこの廃墟を回ります。




DSC00371_20130805163032205.jpg

鈴に、車で待っていてと言って送り出し、改めて一人でこの廃墟を巡ります。



そばに人がいると、やはり、どこかいつもの調子が出ない気がするのです。


一人になって、核の状態になって初めて、自分の根源的な集中力を引き出せる。

そう思います。




DSC00372.jpg

そして、一眼レフを封印した意味。

それはRX100を買って、今までの環境と変わったからです。




DSC00362_2013080516303874a.jpg

今まではX5一筋。
レンズも三本だけでやりくりしていました。


しかし、カメラが一つ増えたことで選択肢が大幅に増えすぎた。


その選択に迷いが生じ、構図や様々な設定など、他のことに集中できなくなってしまう。




DSC00378.jpg

であれば、自らがそんなしがらみをシャットアウトし、どこかで割り切らなくては、現時点では力を存分に引き出すことはできない。


そう。慣れたらいいんです。


レンズが増えたときも同じ。
魚眼レンズを買ったときも、割り切って魚眼レンズだけで撮影なども良くした。

その特性や得手不得手などを把握して、ようやく割り切らなくても選択肢にあまり迷いが生じなくなった。


RX100を完全に自分のものにするまで、もうしばらくの経験値が必要のようです・・・。




DSC00375.jpg

さて、そこらへんは語り終えたので、廃墟の実況に戻りますよ。


これ、なんですかねー?

煙突・・・? よくわかりません。





DSC00374.jpg

お風呂場。

扇形だなんて、なんだか変わってるなぁ。




開けっぱなし扉

開けっ放しというか、遮るもののほとんど残ってない扉。


やはりRX100の長所と言えば、広角で明るいF値というのが一つでしょう。



DSC00373.jpg

DSC00379.jpg

福島県の廃墟としてはとても有名な『翁島ペンション』も、たいがい崩壊が激しいよな。


この廃墟も、先はさほど長くないのかもしれない・・・。




DSC00368.jpg
天井からなにかがぶらーん。

照明?



緑の窓

緑の窓。

こういうの最高に好き。すばらしい。



DSC00377.jpg

現役時代を考えると、廃墟というのは本当に面白い。

想像すると、時に涙まで出そうになる。



DSC00380.jpg

灯をともせ。


いまさらだけど、これ本当に燭台?

レンガ造りにしたコンセプトとしてはありがちというか、おかしくないけど。




DSC00381_20130805165852a20.jpg

まぁ、こんなもんでしょう。

大漁大漁。満足でございます。




DSC00382_201308051655164b3.jpg

というわけで、翁島ペンションを去ります。


おじゃましました。




_MG_3751.jpg
翁島ペンションは翁島駅のすぐ近くにあります。

翁島駅の周辺を少し散策しました。




踏切にて。電車きたる

少しの散策を終え、さて帰ろう。

すると、踏切の所で、ちょうど遮断機が下りた。




電車がとおる。


タタンタタン、タタンタタン。


・・・いってしまった。




なぜだかそれは私の中での、旅を終える合図のようで。


空より、いち早くの帳が降りた気がしたのでした。





鈴と行く、廃墟ポートレートの旅、完。
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一匹狼の遠吠え。

2012.10.09.Tue.21:09
こんばんは。


ただでさえ毎日のエスカレーターに振り落されそうな私は、
写真整理がブログ更新に間に合いませんでした。


ただ、止まったところで、
慣性の法則で振り落されるに違いありません。


自転車とかと同じで、漕ぎ始めが、一番重く、辛いのです。


回り始めてしまえば、楽なんですけどね。

人間は飽きる生き物だから、ずっと回り続けてもいられない。



日常に飽き、非日常を求む。


私もそんな、人間らしい心を持つ、天然の人間なのです。



日常に、なぜ飽きるのか。


・・・簡単なことです。

想定外の事しか起こらないから。予想を外れないから。


「やっぱりな」で終わる出来事の羅列。

予想球が外れたとしても、よほど柔軟性の無い人間でない限りは、それを打ち返せるでしょう。


この時一瞬一瞬は、生まれたての新品オンリーワンだけど、それでも似通っていることには変わりない。



言うなれば、運命論の世界線の収束

よっぽど常軌を逸した行動をとらなければ、結局は同じような形になるのです。


そして、人は往々にして、非日常を求めると裏腹に、日常を予想の範疇に収めたい。

「どこか遠くへ行きたい」と言いながら、出勤・登校しているワタシやアナタも例外ではありません。



実の所、選択肢はいくらでもあるのです。

ただ、選ぶ選択肢が毎回同じだから、同じルートをたどってしまうだけ。

ゲームと同じです。


ただ、セーブやロードが使えないという事が、安牌を選択させているのです。



アナタが、「死にたい」「消えたい」と願ったとき。

ダメ押しで、いつもと違う選択肢を選んでみることを推す。
どうせ、夢なんだから」みたいな心理でね。


“野生に帰る”って、こういうことかもしれないですね。
というか、“野性”か。(笑)


なんにせよ、そうすると、
もしかすれば、蒼い太陽を西の空に見るかもしれませんよ。






『閃光少女』

歌:椎名林檎(東京事変)


今日現在が確かなら万事快調よ
明日には全く憶えて居なくたっていいの
昨日の予想が感度を奪うわ
先回りしないで

今日現在を最高潮で通過して行こうよ
明日まで電池を残す考えなんてないの
昨日の誤解で歪んだ焦点は
新しく合わせて

切り取ってよ、一瞬の光を
写真機は要らないわ
五感を持っておいで
私は今しか知らない
貴方の今に閃きたい


今日現在がどんな昨日よりも好調よ
明日からそうは思えなくたっていいの
呼吸が鼓動が大きく聴こえる
生きている内に

焼きついてよ、一瞬の光で
またとないいのちを
使い切っていくから
私は今しか知らない
貴方の今を閃きたい

これが最期だって光って居たい
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思い出は美しきままに。

2012.04.18.Wed.23:43
こんばんは。


IMG_7672.jpg
今日は船岡での研修、最終日でした。

今日は一本早い電車に乗り込んだので、研修が開始する1時間前に着いてしまいました。


~1時間後~


研修が始まりました。

もちろん、同じ教室にはマミさんもいます。
ただ、グループが違うのであまり話せませんでしたが。


休み時間には、今週末にやるガンツと世にも奇妙な物語の話や、研修の話をしました。

なぜか、少し応対が冷たくなっていましたが・・・。
どうしたんでしょう。


最後の研修はロールプレイングという、グループごとに会社のシナリオを考えて実演するというもの。

前に出て、教室中の人が注目する中で発表します。

私は「ペレス」という名前の「ゴンザレス課長」の下に配属するOL役をやりました。
受付をしたり、電話対応の演技をしました。


電話をかける役の人がアドリブで、「じーこ。じーこ。」と擬音を発しながら、ダイヤル式の古電話でかける動作をしたので、

しゃれ「ふっくっくく…」

笑ってしまって、私のポーカーフェイススキルが無くて瞬間的に真顔になれなかったら電話の対応なんてできませんでしたよ。



演技中、マミさんの方へ視線を向けてみるとこっちを見ていたようで、あからさまに視線をそらされました。


それが3回以上ありました。


私はそれ以上、マミさんを直接見ずに視界の中に入れて観察してみました。
すると、やはり私を見ているようです。

人間の視界ってのは、思ってるよりも広いもんです。


気がかりながら、グループの発表が終わると、次はマミさんがいるグループの番です。

マミさんの演じる役は、「ボブ」という名前の新人社員で、なかなか演技うまかったです。

発表が終わり、感想を講師に言われている最中はチラチラと何度も私を見ていました。

目が合ってはそらされ、合ってはそらされ・・・。


全グループの発表が終了し、休み時間になったので、様子を見はからい話しかけました。


しゃれ「演技上手だったね」

マミ「そう?」

しゃれ「てか、なんでボブ?髪型がボブだから?」

マミ「ううん。違う」


様子がかなりおかしいです。

目も合わせてくれません。


しゃれ「そうか・・・」

私は黙り込み、気まずい雰囲気。


マミ「トイレいってこよ」

しゃれ「ああ・・・」

逃げられてしまいました。


諦めてマミさんの挙動の原因を考えながら、自分の席で伏せてると、マミさんが帰ってきました。

伏せながら腕の間から窺っていましたが、
マミさんは席に座ると、私の方をチラッと振り返ってから、大人しく座っていました。


研修が再開され、
私達は今回の感想を書かされ、
修了式があって、
修了証書を貰い、
あっけなく終わりになりました。


・・・ただ、今でも気がかりなのが、

修了証書を渡され、席に戻ろうとした時に、マミさんが


「しゃ、しゃれ君!」


そう呼んだような気がしたという事。


私は、


振り返りませんでした。




幻聴だったのかも知れないし、本当に呼んだのかもしれない。

私はここで「振り返らない」という、選択肢を選んだというだけ。


IMG_7675.jpg
職業訓練センターをでました。
初めて来たときより、桜の花が少し咲いています。

もうこの場所にくる事は、コンリンザイ無いでしょう。


IMG_7676.jpg
空は私の心を映したような曇天でしたが、『白鳥神社』の例大祭に予定通り行きました。

私自身、まだ家には帰りたくない気分でしたので。


IMG_7677.jpg
提灯が申し訳程度にぶら下がっている。
逆にむなしいものです。

IMG_7679.jpg
「はくちょう」ではなく「しらとり」と読んでいたのですが、なぜそう読んでいたのかは無意識なので分かりません。
でも、当たっている気もします。


今日は荷物の加算重量に目をつぶって、一眼レフを持ってきたので撮りまくりました。

何度も「これで天気が良かったらなぁ・・・」とぼやくことになりますが、


そういえばマミさんにも「しゃれ君って独り言多いね」なんて言われたっけとか、思い出してまたブルーになる私であった。


・・・明日へ続く。
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